◆(北川法夫君)
 次に、今議会の委員会でもいろいろと各委員のほうからごみの問題について質問がありました。減量化、そして分別収集、いろんな御質問があった中で、私の地元であります寝屋川市に廃プラ処理施設が建設をされております。委員長と、そして副委員長も同じ当該市になるわけでありますけども、枚方市、交野市、四條畷市、寝屋川市の四市でなされております民間の廃プラスチックリサイクル施設についてお尋ねをいたしていきたいと思います。
 これらの施設の建設には、二年半前から安全性の面で問題があるんではないかという指摘をしてきました。これまでも述べましたように、プラスチックはそれぞれの組織の単体物質、いわゆる一つのものであれば安定していて心配はないという思いでありました。だから、一般のプラスチック工場は問題がないという思いをいたしておりました。
 しかし、廃プラスチックは、いろんな組織のプラスチックを合体させて溶融して、そこで再生商品ができるわけでありますから、いわゆる製造過程の中でいろんな物質がそこから浮かび上がってくる、できるんではないかという心配をいたしております。熱や摩擦などのそういう圧力が加わって、予想もできないような化学反応を起こして有害物質を外に放出することが危惧をされているわけであります。
 こうした点から、廃プラスチックの加工施設が集まることは、まさに住民にとって、その地域の人にとって非常に心配な状況になるわけであります。
 資源を大切にして循環型社会を形成することは、重要であると考えております。リサイクル施設はその核となるわけでありますから、処理施設全体が公害が発生するようなことになってはならないわけであります。今回、大阪府廃棄物処理計画が出されております。その中にも私が求めておることが書かれているのかなという思いをいたしておりましたけども、後でまた指摘をいたします。
 まず、ことし(平成十九年)二月、寝屋川市における民間廃プラリサイクル施設周辺で環境基準を超えるベンゼンが検出されたとの報道があって、この問題を二月議会で、人体に与えるような物質の調査は継続をして行う必要があるということを指摘して、その後、府においてどのような調査がなされたのか、調査方法と測定結果について御答弁を願いたいと思います。
◎資源循環課長(小森成雄君) お示しの民間リサイクル施設周辺の大気環境調査につきましては、寝屋川市と共同で本年五月より毎月一回、民間施設の敷地境界及び約五百メートル離れました住居周辺並びに二キロ以上離れました市立消費生活センターの計三地点で継続して測定しているところでございます。測定項目といたしましては、ベンゼンなど揮発性有機化合物九物質とホルムアルデヒド及びアセトアルデヒドの計十一物質としています。
 これまで測定いたしました五月から八月までの測定結果では、ベンゼンの平均濃度は敷地境界で一・六マイクログラム・パー・立米、住居周辺では一・一マイクログラム・パー・立米となっておりまして、環境基準値でございます三マイクログラム・パー・立米を下回った結果となっております。
 なお、これまでの測定結果につきましては、寝屋川市の広報により公表されているところでございます。
◆(北川法夫君) 今御答弁をいただきましたけども、ベンゼンでは三マイクログラム以下だという御答弁でありました。寝屋川で三マイクロ以上になっているところはございますか。
◎資源循環課長(小森成雄君) 今回の測定の中で、二キロ以上離れました市立消費生活センターの地点で五月から八月まで測定しておるわけでございますが、平均値といたしましては二・九マイクログラム・パー・立米となっておりますが、個々個別の月におきます測定値の中では、五月、六月、七月におきまして三マイクログラム・パー・立米を超えているところでございます。
◆(北川法夫君) 三マイクログラム・パー・立米を超えているということになれば、環境基準をオーバーしていると、こういう数字になるわけですな。間違いありませんか。
◎資源循環課長(小森成雄君) 環境基準値との比較になりますと、測定方法といたしまして、一年間を通じて測定をし、その平均値をもって三マイクログラム・パー・立米を下回っていることとなっておりますので、先ほど申しました市立消費生活センターの数値におきましても、今後一年間を通じまして測定をし、平均した結果を比較したものとして上回っているのかどうかという結論になろうかと考えております。
◆(北川法夫君) それでは、一年間、これからもっと調査をしていただくということを強く要望いたしておきます。
 一定評価をいたしますけども、事は住民の健康にかかわる重要事項であります。この有機化学物質は、風の影響とか湿度とかいろんなことによって大きく変化をするわけでありますから、一定のところだけではかるんじゃなしに、こういう風の影響を考えれば、方向性の異なる地点で測定をすべきではないかということを思うわけでありますけども、この点についてどうお考えなのか、御質問をしたいと思います。
◎資源循環課長(小森成雄君) 本年三月の大気環境調査では、周辺七地点において測定を実施いたしましたが、継続して測定すべきとの御指摘を勘案いたしまして、今年度はこのうちから三地点を選定し、通年で調査を実施しているところでございます。
 民間施設の周辺状況につきましては、東から南にかけて公園、西側は浄水場、北側は四市施設用地であるとともに、現在東側におきまして第二京阪国道の建設工事が進められているところでございます。さらに、全体として北西に延びる打上川に沿った緩やかな谷筋でありますことも踏まえまして、住居への影響を把握するため、直近の住宅密集地域がございます北西方向について、民間施設の敷地境界を含め三地点を選定し、測定を行っておるところでございます。
◆(北川法夫君) 今、測定は一年を通じてやるわけでありますから、五月から実施しているということでありますので、やむを得ないといたしますけども、今後はもっともっと住民の立場になって対応されるようお願いをいたしておきます。
 測定結果は、有害物質の排出が懸念をされている民間リサイクル施設の周辺では環境基準以下だということを先ほど申されたのは、一定の理解をいたしますけども、発がん性物質等が含まれているベンゼン等の有害大気汚染物質は、人体への影響が懸念をされます。継続して調査をして、その平均値をもって環境基準としっかり比較できるよう調査をされることをさらに要望いたしておきます。
 この民間のリサイクル施設の向かい側に、四市のリサイクル施設が建設を今されております。外観もでき上がってきて、まさに完成をして、来年の四月から本格稼働をされるわけでありますけども、住民の不安はますます大きくなってきております。大変危惧をいたしておりますので、この四市のリサイクル施設稼働後の監視体制はどのようになっていくのか、お伺いをいたしたいと思います。
◎資源循環課長(小森成雄君) 四市のリサイクル施設につきましては、その整備に先立ちまして、北河内四市施設組合により独自に学識経験者で構成いたします専門委員会が設置され、安全性、環境影響等について協議されてきました。
 当委員会からは、施設完成後の維持管理が大切であり、排出空気のモニタリングは連続的、定期的に行うこと、また得られた情報は公開し、透明な維持管理を行う、こういった旨の報告がなされておりまして、組合としてモニタリングを実施する方向で検討していると聞いております。
 府といたしましては、御指摘を踏まえまして、四市組合がモニタリングを実施するに当たり、住民の立場に立って効果的に監視がなされるよう働きかけていきたいと考えております。
◆(北川法夫君) 住民の不安にこたえるためにも、四市リサイクル施設の稼働後においても十分な監視体制が必要であります。組合においてモニタリングが実施される方向で検討されるとのことでございますが、本当に適正な監視がなされるのか、府として住民の立場に立って調整機能を発揮し、関係者において十分な環境監視がなされるよう、くれぐれも注意をしていただきたいと思います。
 そして、この四市のリサイクル施設をつくる際に、建設費の一部を国から受けるために、ごみ処理の広域化に関する地元での協議を四市の市長が約束をいたしております。この進捗状況はどのように進んでいるのか、お伺いいたしたいと思います。
◎資源循環課長(小森成雄君) ごみ処理の総合化、広域化等に係る地元市の協議につきましては、昨年四月以降にこれまでに寝屋川市、枚方市、四條畷市、交野市の四市による協議会が六回、また四市に守口市、門真市、大東市を加えました七市による協議が北河内地域広域行政推進協議会の場で四回、それぞれ行われてきたところでございます。
 協議の内容についてでございますが、まず四市協議会につきましては、災害時に限らず、身近な焼却炉の修理やメンテナンス時にも対応できるごみ処理の相互協力について検討されてきました。また、七市協議会におきましては、焼却施設のような生ごみ処理施設の共同設置についてアンケート調査の実施を含め検討がなされるとともに、広域的な処理協力体制のあり方について検討されてきました。
 なお、本年七月に行われた四回目の七市協議会では、各市長も出席されたと聞いております。
◆(北川法夫君) 今、七月の四回目に、七市の市長が出席された協議会が開催されたということでありましたけども、このときに、ごみの処理の広域化についてどのような協議内容であったのか、お聞かせを願いたいと思います。
◎資源循環課長(小森成雄君) 七月二十四日、七市の各市長が出席されて、北河内地域広域行政推進協議会定例会議が開催されました。この会議におきまして、まずごみ処理施設の共同設置については、施設の位置、運搬経路、時間といった物理的な課題や住民合意、各市の計画との整合など多くの課題があり、その共同設置は長期的な課題であること、また当面、各施設の相互補完機能を充実することにより広域的な処理協力体制の確立を目指すこととし、具体例として、今後七市に東大阪市を含めた東大阪ブロックとして相互支援協定を締結する方向で作業を進めることの二点について合意されたと聞いております。
◆(北川法夫君) これね、ずっと前のこの委員会でも指摘したんですよ。七市がだめだったから四市で広域化しようということで、容器包装リサイクル法ができて、十品目分別をした中での広域化に大阪府として一部事務組合の認可を知事がおろしたんですよ。そして、四條畷市と交野市は、一部事務組合--ごみの事務組合があるんですよ。だから、四市では広域化でやるという合意ができたんですよ。さらに、もとへ、七市になると、今おっしゃったような運搬経路とか施設の立地とか整合性、そんなん、またもとのもくあみに戻ると進まないのはわかるんですよ。だから、私は前にも、四市で責任を持たせて、国からこれだけ補助金をもらうんだから、ごみの集約化をどのようにしていくかということを聞きました。知事に前向きに答弁をもろうてます。これは、環境農林部挙げての気持ちだろうと思うんですよ、知事が答弁するということは。そこまで知事が言っていただいた中で、今回の大阪府廃棄物処理計画、施設の集約化が書いてあるんですよね。
 今、四條畷市、交野市の一部事務組合、ごみをやっておられます。広域化するためには百トン以上でなきゃならない。三百トン以上の施設が望ましいと、こう書いてあるわけですな。
 この問題について、大阪府としてどんな見解なんですか。集約化をしていこうとして広域化を進めようとするのか。この二枚目には広域化の推進が書いてあるんですよ。一向に進まないような形のものがいっぱいあるんですよ。十年前、能勢町のダイオキシン問題が出てきて、ダイオキシンのあの処理をやってくれという方向性があって、高度のダイオキシンの残ったやつをドラム缶で処理をされないまま、まだ現在もあるわけでしょう。このこと、間違いないでしょう。どうですか。
◎環境保全課長(葉山幸雄君) 豊能郡美化センターのダイオキシン類汚染物につきましては、豊能郡環境施設組合が現地に処理施設を設置いたしまして着実に処理を進めてまいりました。
 現在は、美化センターに保管しておりましたダイオキシン類の汚染物でございますけれども、これは焼却施設の解体に伴いまして発生いたしました汚染物でございますが、委員お示しのようにドラム缶で保管をしておりました。約四千三百本ございましたが、そのうち九七%が高圧水洗浄と光化学分解方式による処理で、現地で平成十七年七月から開始をいたしまして、十八年十二月におおむね終了してございます。残り三%のドラム缶、本数で言いますと百四十八本でございますが、これにつきましては実は一般廃棄物に該当するばいじんでございまして、現在能勢町役場で保管をしてございます。本府も施設組合と協力して、外部委託による処理先の確保に今努めているところでございます。
 もう一方、施設周辺の汚染土壌でございますが、これにつきましては約一万一千トンございまして、これも現地に施設をつくりまして、加熱処理と高温溶融処理を組み合わせた処理方式によりまして、平成十七年十二月から平成十九年五月にかけまして実施いたしまして、全量の無害化処理を終了しているところでございます。
◆(北川法夫君) これも発生してから十年近く--以上たっていると言って過言でないんですが、一向にして、まだ百四十八本のドラム缶が残っておるということです。そういう広域的にやらなきゃいけないことをスムーズにもっともっと進めていかなければ、時代に取り残されていくわけであります。
 今、四條畷市と交野市が新しい炉を建設しようとする前段階で、私は二年半前から、まず炉をどのようにするのか。溶融炉方式、この間の質問もありました。溶融炉方式でやると分別する姿も変わってくるんだということを二年半前から言ってきているんです。溶融炉方式にすれば、プラスチック類でも廃プラの部分は可燃材として燃やせるんですよ。サーマルにしていく、そういう形が変わってくるんですよ。分別方法も変わってくるんですよ。
 そういうことをもっともっと早くから私は提言しているにもかかわらず、こういう問題が、ごみの分別化をどのようにするかというのも全然期待にこたえてくれてないかなという残念な思いなんですよ。もっと早く炉をどのようにするかを決めて、そして分別方法も決めて、収集方法も決めてやっていってこそ、広域化、この施設の集約ができていくんではないかなという思いをいたしております。
 寝屋川の焼却炉も、延命化のためにずっとこの問題を取り上げて私はやってきてるんです。延命化のために、プラスチック類を燃やさないために収集をし始めたんですよ。分別収集のためにやったんじゃないんですよ。炉の延命策のためにこれをやってきた。今度は、四市のプラスチック類を集めるのには、枚方市やら交野市、四條畷市は分別収集がまだされてなかったんですよ。今でもまだ一緒に集められておる。そんなところで、あなた方は炉をどないかするかということも決めなくて前へ進むんですか。こういう、言葉だけでは集約化、そして広域化という言葉が簡単に美名のもとに使われるのは、大変残念なんですよ。実態として、私たち市民、府民が生活をしている中でどのように市民が協力をして、府民が協力をしてスムーズな生活ができるか、安心してできるか、安全にできるか、そのことを考えていただくのが行政の責任ではないかなという思いをいたしております。
 このことも知事に聞きたいなという思いをするんですけども、環境農林部挙げて知事の答弁をいただいた中で、部長、今後こういうごみの処理の問題、大阪府として、市町村の事務事業としてもう任すんなら任す。一部事務組合を大阪府の知事が認可して、一品目だけ許可をするんじゃなしに、じゃ空き缶とか瓶とかはどのように広域化していくのか、もっと具体的に環境農林部として考えられるのか、一回決意どうなんですか、聞かせてください。
◎環境農林水産部長(志知道博君) ごみ処理の広域化につきましては、ごみ焼却施設から発生するダイオキシン対策はもとより、スケールメリットによる公共事業のコスト縮減等に寄与するものであると認識しております。過去のいろいろ議会での御議論がございまして、大阪府としては、北河内地域におけるごみ処理の総合化、広域化に係る協議が進むよう、機会をとらえて関係市に働きかけてきたところでございます。
 その結果、寝屋川市を初めとする七市で構成する北河内地域広域行政推進協議会として、生ごみ処理の共同設置についてアンケート調査の実施を含め検討がなされてきました。しかしながら、先ほど御答弁いたしましたように、関係市の首長さんの御出席のもと、本年七月に開催された協議会では、ごみ処理施設の広域設置については、施設の位置や住民合意の形成等多くに課題があることから、長期的な課題であるとの確認をされるにとどまったところでございます。
 これに対しまして、広域化の推進にはソフト面での条件整備が必要ととらえ、災害時のみならず、保守点検時やメンテナンス時にも対応でき、焼却施設の更新時期のように年度を越えた支援が可能となるような相互支援協定の締結を目指すべく、関係市に働きかけてまいったところでございます。
 このような相互支援協定の締結は、府として将来の共同処理に向けた大きな一歩であると受けとめており、スムーズな締結がなされますよう引き続き働きかけてまいりたいと存じます。
◆(北川法夫君) 何回も言うようですけども、一品目だけで一部事務組合をおろしておられるんですよ、知事がね。あとの九品目、どのようにするのか。具体的に生ごみも含めてですけども、どのようにするのか、具体案ないんでしょう、これ。廃プラスチックという一品目だけですよ。空き缶、空き瓶、ほかようけありますわな。大型粉砕機の問題、前にも言いましたけども、そんな問題、これから広域化はどのようにするんですか、この問題。一品目だけ事務組合におろした。知事が認可をした。その組合が一品目だけしかしない。じゃ、あとの品目は広域化しないんですか。その点だけ理解できないんですよ、どうしても、これ。大阪府はどう考えてるのか。絶対やりますと言うのか。
 堺市で今度溶融炉の炉ができる。じゃ、溶融炉で焼くこと考えてないでしょう、ほんまに。本来、プラスチック類を可燃材として入れたら、余計なコークス代要らんのですよ。それを入れなかったら、千四百度が保てなかったら、温度を保つためには、コークス代余計に金を出さないかんのですよ。もっともっと真剣に分別収集と炉をきっちりと、広域化についてどうしても、知事、そこまでの決意を持って、こういうことに取り組んでおられるのか。部長、もうちょっとトップと相談をしていただいて、単に我々に議会で、美名の言葉でこういうふうにやりますという言葉を聞くと、真剣に私ども議会で議論しておる者にとっては、やってくれるという期待感のもとに思うんですよ。
 今の答弁を聞くと、全然やっていただいてないような感じですから、知事にもう一回再確認したいなという気持ちでありますので、委員長、よろしくお取り計らいをお願いして、私の質問を終わります。
○委員長(山添武文君) ただいま北川委員から知事質問の要求がありましたが、現時点では委員長預かりとさせていただきますので、御了承を願います。

●平成19年10月11日 環境農林常任委員会、一般質問・・・廃プラ処理施設について